高校生ら9人をはねたとして派遣社員の男が逮捕された事件で、
男が免許を更新した際、過去5年以内にてんかん発作を起こして
意識を失ったことを否定する虚偽の申告をしていたことが
捜査関係者への取材で分かった。
福岡県警は近く、男を道路交通法違反(質問票の虚偽記載)容疑で
福岡地検に追送検する方針。
男は同県須恵町の66歳。
県警は今月4日、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで
逮捕した。
捜査関係者によると、男は2022年3月、発作などを理由に医師からてんかんと
診断され、運転を禁じられた。
だが、その後の免許更新時、質問票の
「過去5年以内に病気で意識を失ったことがあるか」の項目で「いいえ」と
うその記載をした疑いがある。
「車が好きで、通勤に不便なので運転を続けたいと思い、虚偽の回答をした」と
容疑を認めている。