投票日まで1週間となった、兵庫県知事選挙(2024年11月17日投開票)。
主要メディアの情勢分析を見ると、立候補者7人のうち、元尼崎市長の稲村和美氏が
ややリードし、元知事の斎藤元彦氏がこれを追う展開のようだ。
そもそもこの知事選は、斎藤前知事の失職によるもの。
パワハラ疑惑により兵庫県議会から全会一致で不信任を突き付けられ、「出直し」を
決めた当初のマスコミ報道は厳しいものだったが、選挙戦が進むにつれて
巻き返している印象だ。
斎藤氏への風当たりは、非常に強かった。
ところが、10月31日に兵庫県知事選挙が告示されてから1週間余りの現在、
相当に盛り返しているようだ。
共同通信の11月9日付記事によると、同社が実施した電話調査に基づく情勢分析
として、無所属新人の稲村氏が「わずかにリード」し、
斎藤氏が「激しく追う」展開だという。
同日付の読売新聞の記事でも、ほぼ同様の分析結果となっていた。
斎藤氏は2021年の知事選では、自民党や日本維新の会から推薦を受け
当選を果たした。
だが今のところ、稲村氏、斎藤氏の後を追う状況のようだ。
斎藤氏の選挙戦は、Xで同氏自身や、「さいとう元彦応援アカウント」が頻繁に
伝えている。
失職後、1人で駅前の街頭活動を始めた斎藤氏。
その頃と比べると、最近の投稿画像・動画では同氏の「人気ぶり」や「盛り上がり」が
対照的だ。
特に「応援アカウント」は、駅前での街頭演説や商店街を歩いている同氏を、
あふれんばかりの人々が取り囲んでいる様子をしばしば公開している。
パワハラ疑惑が取りざたされた当時の「鉄仮面ぶり」から一変、笑顔も多い。
アカウントが戦略的に運営されているとは思われるが、これで同氏へのイメージが
大きく変わる可能性は高まる。
兵庫県知事選挙は稲村氏、斎藤氏、清水氏のほか、医師の大澤芳清氏、
レコード会社社長の福本繁幸氏、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の
立花孝志氏、情報分析会社社長の木島洋嗣氏が立候補している。
これで斎藤氏が再選されたら、お金の無駄使い。
しかも、パワハラで人の命まで奪われているのに万が一、再選されたとしたら
命を懸けた抗議はどうなるの?
あり得ないです。
きちんと命を奪った代償は受けるべきです。