栃木県の山中で焼かれた夫婦の遺体が見つかった事件で、逮捕された男に
遺体の処理を依頼した人物から、報酬とみられる金銭を受け取っていたことが
分かりました。
25日、宝島龍太郎さん(55)と妻・幸子さん(56)が経営していた居酒屋は
営業を再開していました。
宝島さんを知る人
「(Q.店の経営方針はどちらが決めている?)旦那は奥さんにみんな任せて、
自分は集金だけしている」
東京・上野の一角で“宝島ロード”と呼ばれる14店舗の飲食店を経営していた
龍太郎さん。
取締役の幸子さんも、経営にも関与していたといいます。
夫婦を知る人が、番組の取材に答えました。
宝島さんを知る人
「(Q.どっちが力関係は上?)それは奥さんの方が上ですよ」
宝島さんを知る人
「(Q.奥さんが全部決めている?)そうそうそう、(旦那は)お金だけ
集金してくる。それ(お金)を奥さんに渡すだけよ」
「(Q.店を増やそうとかも、奥さんが決めていると?)それは親父がやって
いるんで、勝手に。奥さんは増やそうなんてことは言ってないよ」
近くにお店を構える別の人は数年前、幸子さんが近隣の店とトラブルに
なっている様子を目撃していました。
上野に店を構える人
「うちの店の前で、そういう(客の)取り合いがあった」
「(Q.けんかみたいになった時に奥さんは?)わめき散らかしていた。
それが大騒ぎになって、最終的にはパトカーが来て。いろんなことで、
それが収まった」
幸子さんはその後、丁寧に謝罪に訪れたといいます。
上野に店を構える人
「奥さんが謝りに来た。『ご迷惑をかけました』って。客がいたわけでもないし、
別に迷惑はかかってませんと」
一方、逮捕された平山綾拳容疑者(25)が新たな供述をしていることも
明らかになりました。
平山容疑者 「かなりの金額を受け取った」
遺体の処理を依頼した人物から、大金を受け取ったと話をしているといい、
警視庁は受け取った金が報酬だったとみています。
平山容疑者から車を借りた容疑者の知人2人が、夫婦と接触したとみられる
都内の住宅には、白いテントが張ってあり、捜査員の姿も確認できます。
警視庁は、ここで現場検証を行っていました。
近隣住民
「最初は警察とは分からなかったけど、置いてある物を見たら、警視庁と
書いていた。2~3日もかけて、何をやっているんだろうと。ここにテントを
張って、シャッターの中を調べていた」
捜査関係者によると、空き家で、ガレージから血痕が見つかったことも
分かりました。
押収された車からも幸子さんの血痕が見つかっていて、警視庁は、
夫婦がこの住宅で暴行を受けた後に車に乗せられた可能性もあるとみて
調べています。
「グッド!モーニング」の取材で分かった記事ですが、相当な恨みがあった人物に
よる殺人事件の様です。
ここまで残忍な事件に言葉を失います。
殺されても良い人間などいませんが、やはり人をないがしろにしたら痛い目に遭う
という事を象徴してる感じです。
人を大切にする事、忘れちゃいけませんね。