2011年に福岡県粕屋町で起きた飲酒運転事故で同級生を亡くした
ラジオアナウンサーが、ドラマの収録に臨んでいる。
エフエム福岡(福岡市)の愛智(あいち)望美さん(27)。
事故の知らせを受けた日のこと、ラジオで伝え続ける「飲酒運転ゼロ」への
思い-。
ドラマはラジオ向けで、愛智さんの経験を基にした脚本。
マイクに向かいながら
「大切な人を理不尽な事故で失う悲しみを、自分に重ねて想像してほしい」
と願う。
飲酒運転は、罰則を厳しくしてもあまり効果が無い様に思います。
他人事ではない、いつ自分も被害者になるか分からないだけに、絶対に無くして
欲しい!。
罰則を厳しくしても減らないのなら、そもそも飲酒した状態で車に乗れない様に
すれば良い。
そういう車、開発して欲しい。
ドラマは、官民でつくる「交通事故をなくす福岡県県民運動本部」が企画し、エフエム福岡に制作を依頼。「実体験ほど心に訴えるものはない」と、愛智さんが寛大さんとの思い出などを回想する構成になった。 寛大さんは場を盛り上げる人気者だった。勉強は苦手で、中学3年の時「受験勉強を手伝ってほしい」と頼まれた。一緒に机に向かっていた時、「農業を学びたい」と打ち明けられた。「私もアナウンサーになりたい」と夢を語り合ったことが今も忘れられない。