実家で介護していた当時91歳の母親を殺害したとして殺人罪に問われた
熊本県八代市敷川内町、無職宮崎和代被告(64)の裁判員裁判の判決が20日、
熊本地裁であった。
西崎健児裁判長は、突然娘に窒息死させられた被害者の身体的、肉体的苦痛は
察するに余りあるなどとして、懲役3年(求刑懲役7年)を言い渡した。
眠れない日々。
常に闘い。
認知症の母親が、自分の母親ではない姿になっていく。
かなり追い詰められた状況下で、当時の殺害の様子を、
「お母さん、きょうで最後にしよう。私も後で一緒に死ぬから。そう思いました」
と娘は語った。
確かに殺人は許されない。
でも考える所、老々介護の現実をどう受け止めるべきか。
明日は我が身だから。